中学受験で算数が苦手に?4つの原因と克服方法

「うちの子、算数が苦手みたい・・・」、そんな風に感じたことはありますか?

小学校4年生や5年生くらいまでの早い段階で「算数が苦手」となるのには、次のような原因があります。

  • 数の感覚が鍛えられていない。
  • 図形の感覚が鍛えられていない。
  • 言葉の意味を理解しきれていない。
  • 自信が持てない。

では次に、それぞれの対策方法について、ご紹介していきます。

 

九九だけでなく暗算でできる計算を増やす

数の感覚が鍛えられていないということは、「計算力が弱い」「計算スピードが遅い」ということです。

計算力が弱いことにより計算が合わなかったり、スピードが遅いことにより多くの問題を解くことができないため、得点に結びつかないのです。

これを解消するためには、「九九以上の計算でも暗算でできる計算を増やしていく」ということが必要となってきます。

九九ができるようになったら、次は(11~20の数)×(1~5の数)を暗算で計算できるようにしてみましょう。

  • 「12×3はいくつになるかな?」
  • 「15×4は計算できる?」
  • 「17×2を計算してみて?」

こういった問いかけを子どもに投げかけてみてください。

始めのうちは、ひっ算を書かないとできないと思うかもしれませんが、すぐに慣れていきます。

 

かけ算ができると、その逆のわり算も暗算でできるようになっていきます。

このようにして頭の中で処理できる計算が増えていくと、自然とスピードも上がり、計算のミスも減っていきます。

 

(11~20の数)×(1~5の数)ができるようになったら、(11~20の数)×(6~9の数)や、それ以上の計算にもどんどん挑戦してみましょう。

整数の計算がおぼつかないと、小数や分数でもつまづきやすいため、まずは整数の計算を鍛えておくように心がけてください。

 

自分でノートに図形をかいてみる

 

図形に苦手意識がある子どもは少なくありません。

相似や面積比といった高度な内容以前に、「図形そのもの」に対する感覚が薄いと、どうしても苦手意識が生まれやすいです。

 

図形そのものに対する感覚が薄いかどうかを確かめるには、ノートに次の図形をかかせましょう。

ノートはマス目やドット付き罫線などのものが好ましいです。

そうでないときちんと図形がかけているのかどうかを確かめるのが難しくなります。

  • 台形
  • 平行四辺形
  • 長方形
  • ひし形
  • 正方形
  • 直角三角形
  • 二等辺三角形
  • 直角二等辺三角形

図形に対する感覚が薄い場合は、平行であるべき辺が平行にかけていなかったり、同じ長さであるべき辺が同じ長さになっていなかったりします。

平行になる辺や同じ長さになる辺を正しく意識してかくようにするだけでも、図形の感覚は鍛えられます。

きちんとかけるようになったのであれば、そこからさらに「同じ大きさになる角はどこか」「(四角形の場合は)対角線の長さや交わり方はどうなっているのか」などを確認してあげましょう。

そうすることで、図形に対する感覚をさらに鍛えることができます。

 

立体図形に関しては、実際に身の回りのものを手に取って色々な方向から眺めてみるようにしてください。

立体は見る方向が変わると見える形が変わるということを目で見て認識しておき、それを頭の中で思い出すことで立体図形の感覚を鍛えられます。

例えば、円柱(缶ジュースやトイレットペーパーなど)を見て、「真横から見ると長方形だけど、真上から見ると円になるね。」という感じのことでよいです。

もしまだ子どもが小さいのであれば、頭で考えたり紙にかいたりするのが難しいと思うので、積み木やパズルで遊ばせてあげるとよいでしょう。

 

ちょっとした言葉の違いを普段の会話から意識する

高学年になってくると割合・速さなどで今までに使い慣れていない言葉が出てくることも増えてきます。

しかし、もっとそれ以前に言葉の使い方を意識できていない子どももいます。

 

例えば、次の2つの文章を見てください。

「30個を6人に分ける」

「30個ずつ6人に分ける」

 

この文章を読んで、何が求められるのかを考えたとき、当然2つの文章で求められることは違うはずです。

上の文章であれば、「1人あたり、30÷6=5(個)」

下の文章であれば、「全部で、30×6=180(個)」

 

言葉の違いを意識できていない子は、こういった文章でも間違えます。

いわゆる「てにをは」を正しく読めていなかったり、「~だけ」「~の残りの」「~以外の」など、一言入るだけで意味が全く変わってくるような言葉に注意できないのです。

また、問題文の最後で聞かれていることをきちんと読めずに、違うことを答えてしまうこともあります。

 

こういった間違いをする子どもに共通するのが、「普段の会話を単語だけで成立させてしまっていることが多い」ということです。

ようやく言葉らしいものをしゃべり始めた幼少期ならまだしも、小学校に上がっても会話が意味の通る文章になっていないのであれば注意してください。

 

「おそらくこういうことを言いたいんだろうな」と、不十分な言葉でも理解してあげるその優しさが、子どもの語彙力を下げてしまうこともあります。

「こういうことを言いたいときは、こういう言葉を使うといいんだよ」というところまで教えてあげることが、本当の優しさであり教育であると言えるでしょう。

 

自信を持てるかどうかは周りの大人に左右される

 

子どものうちに自信がもてるかどうかというのは、「やってみたらできた」という自己感覚の他に、「やってみたら周りの大人にほめられた」という経験が関わってくることが多いです。

 

逆を返せば、「やってみたら失敗した」「やってみたら周りの大人にがっかりされた」という経験が、「やってみよう」という気持ちすらも薄めていってしまいます。

こうして、「やってもできないんじゃないか」「やりたくない」という苦手意識が芽生えてしまいます。

 

また、早い段階で周りから「苦手なんだね」と言われることで、「自分はこれが苦手なんだ」と思い込んで自信を持てない子もいます。

子どものうちは、「苦手だ」と決めるよりも、「まだ慣れていないのだ」という感覚で見てあげてください。

 

苦手意識というものはなかなか厄介で、一度植え付けてしまうとなかなか払拭するのが難しいです。

また、いったん苦手意識を持ってしまうと、「自分は苦手だから人よりも頑張らなければ」と思う子どもよりも、「自分は苦手だからできなくても仕方がない」という言い訳にしてしまう子どもの方が割合としては多いです。

 

テスト結果などを一緒に見て分析するとき、「ここが間違っている」とできていない部分を指摘すること以上に、「これができるようになったね」とほめてあげることが必要です。

当然、「現在できていないことができるようになること」が成績を上げるために必要なことですから、間違えている部分の分析は必要です。

そしてその上で、「前と比べて何ができるようになったか」を見つけてあげてほしいのです。

 

「何でもかんでもほめる」のはただの甘やかしですし、「結果だけをほめる」のでは結果がすべてになってしまいます。

「できるようにがんばった」という努力の部分をなるべくほめてあげるようにしてください。

そうすることで、例えすでに算数に苦手意識があったとしても、「努力ができる」という部分で自信を持たせることが可能になります。

 

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