まとめて覚えよう!月の動き(満ち欠け・動き方・太陽と地球との関係)

ここでは、星の中でも特に地球に身近な月についての理解を深めます。月の様子や満ち欠け、動き方、太陽と地球との関係について学びます。 

月のようす 

 月の表面はぼこぼこしています。これは、昔月に隕石(いんせき)がぶつかりその時にできたくぼみです。このくぼみのことをクレーターといいます。クレーターの多い部分は白っぽく見え、あるいは高地と呼ばれています。一方、黒く平らに見える部分はと呼ばれています。海という名前ですが、水はありません。 

 月面を望遠鏡で観察するとクレーターのほとんどは円形である一方、周辺にあるクレーターほど細長いだ円に見えます。このことから月も地球と同じく球形であることが分かります。 

月の満ち欠け 

 夜に空を見上げると日によってさまざまな形の月が見えたり、あるいは月がそもそも見つからなかったりすると思います。これは地球と月と太陽の位置の変化によるものです。

 月の形の変化は規則的でこれを月の満ち欠けと言います。丸い月がさまざまな形に見えるのは図1のように月には太陽が当たって明るいところと太陽が当たっていない暗いところがあり、地球からみると月の位置によってその割合が変化するからです。

 また、月が図1のように細く見えるときよく見ると、月の欠けている部分が薄く光って見えます。これは図1で地球に当たった光が反射して月の暗い部分を照らしているからです。 

1 中学理科の画像まとめ

 月の満ち欠けは、新月→三日月→上弦(じょうげん)の月→満月→下弦(かげん)の月→新月のような順番で起きます。

上弦の月、下弦の月はどちらも半月ですが、半月を弓に見立て、月が沈む時に弦が上を向いているのが上弦の月、弦が下を向いているのが下弦の月です。

満ち欠けが説明した順番になるのは、図2のように月が地球の周りを公転しているからです。月の公転と自転はともにおよそ27です。月が地球の周りを一周する間に月自身が1回自転しているため月は常に地球に同じ面を向けています。月の満ち欠けの周期(ある形からふたたび同じ形の月になるまでの期間)は約30日です。月の公転周期よりも月の満ち欠けの周期が長いのは地球の公転によって月が再び同じ形に見えるまで地球を1周よりも少し長く回る必要あるからです。 

ここで説明したことは、実際に懐中電灯を太陽に、ボール2つを月と地球に見立てて動かしてみると分かりやすいのでやってみるといいでしょう。 

2 中学理科の画像まとめより引用 

月の動き方 

 月は太陽と同じように東の地平線から出ます。そのあと南中し(真南の空を通る)、西の地平線に沈んでいきます。月は30日周期で満ち欠けが行われるのでした。月は地球の自転と同じ向きに回っているため、日が経つごとに月の出の時間が遅くなります。そして30日で元にもどる、つまり24時間遅れます。30日で24時間月の出が遅くなるということは、1日およそ50分月の出が遅くなります 

三日月の動き 

 月の出・・・8時、南中・・・14時、月の入り・・・20 

三日月は太陽の近くにあります。そのため、日中は太陽が明るすぎて良く見えません。見えても薄く白いのがやっと見えるくらいです。太陽が沈むときれいに見えるようになりますが、すぐに沈んでしまいます。 

上弦の月の動き 

 月の出・・・正午、南中・・・18時、月の入り・・・真夜中 

上弦の月は沈むときに弦が上を向いています。つまり、月の右側(西側)が光っているということです。このことから太陽は月の90°だけ西側にあるので太陽よりも6時間だけ遅れて出てきて、南中し、沈むことが分かる。 

満月の動き 

 月の出・・・18、南中・・・真夜中、月の入り・・・6 

満月は太陽の反対側にあります。つまり、月の出、南中、月の入りの時刻は12時間だけ違います。 

下弦の月の動き 

 月の出・・・真夜中、南中・・・6時、月の入り・・・正午 

下弦の月も上弦の月と同じように考えることで、太陽よりも6時間早く動くことが分かります。 

日食と月食 

日食

太陽が月に隠され地球から見えない状態。地球ー月ー太陽の順に一直線に並ぶ。太陽と同じ側に月があるため、新月のときに起きます。 

  • かいき日食・・・太陽がすっかり月のうしろにかくれる場合、ふだんは見えない太陽の彩層、コロナ(青白く見える)、プロミネンス(紅炎)などを観察できます。

  • 金環日食・・・月が太陽の中央部だけをかくし太陽の周囲が見える状態。食の前後で、月の表面には凹凸があるので、くぼみから太陽の光がもれて、ダイヤの指輪のように見える時があります。 

かいき日食になるか金環日食になるかは月が地球からどのくらい近いかによります。月が地球に近いと月は大きく見えるためかいき日食になります、逆に月が地球から遠い月は小さく見えるため、金環日食になります。 

月食

月が地球のかげに入って地球から見えない状態。月ー地球ー太陽の順に一直線に並ぶ。満月のときに起きます。 

 

日食、月食は地球、月、太陽が一直線上に並ぶときに起こるなら、新月や満月のたびに日食や月食が起きるように思うかもしれないが実際はそうではありません。これは、地球、月、太陽が東西(水平)方向だけがそろっても南北(上下)はずれていることがほとんどだからです(図3)。

実際に日食や月食になるのは1年に1~2度です。ただし、地球上のどこからでも見えるわけではなく、見えるところと見えないところがあります。また、完全には隠れないが、部分的に太陽や月が隠れる状態を部分日食、部分月食といいます。 

また、日食を観察するときは黒く塗ったすりガラスや遮光板を使いましょう。直接肉眼で太陽を見ると失明の危険があります。 

3 自己作成・転載OK 

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