フルタイム勤務ママがお子さんの中学受験生活をどう乗りこえたのか?実際に収集した情報をベースに、中学受験についてリアルな様々な内容を連載シリーズとしてご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
※簡単な自己紹介を書いておきます。両親・子ども2人の4人家族。パパは外国人で、日本語はごく簡単な日常会話程度。勉強を教えるどころか「中学受験って何?」というレベル。最初のころは、小学生がこんな遅くまで勉強するなど虐待だ!と主張したこともありました。受験したのは上の男の子。小6の1月までスポーツチームの活動を続け、下の子は保育園の年少さん。保育園、そう、ママはフルタイムで勤務するお仕事ママ。振り返ると、とても受験向きの環境ではなかったかもしれません。それでも息子は今、行きたかった学校の一つに楽しく通っています。
このような環境の中でもなんとかなった、そして多くの親御さんが悩まれる習い事やスポーツと中学受験との両立をぎりぎりまで続けた体験談をお送りしていきます。
親は前向きでも・・・
このブログを読んでいらっしゃる方は、少なからず中学受験をお考えの親御さんだと思います。私自身もそうでしたが、当事者だと、なかなか客観的に考えることは難しいですよね。
「やればできる(わが子も、自分も・・・)」とつい前向きに考えすぎることも多いです。
両親が前向きなことは、中学受験成功にとってとても大切要因ですが、ときにはそれが客観的にわが子を、そして中学受験そのものを見られなくなる原因にもなりかねません。結果的にわが子を苦しめることになるなんて、やはりいいことではありませんよね。
中には中学受験のレールに乗れないお子さんもいて、一生懸命頑張っているのになかなか結果が出ず、本人はもちろん親御さんもやきもきして家族の関係が悪くなってしまう・・・そんな光景も幾度となく見かけました。
そこで、少し立ち止まって考えてみてください。あなたのお子さんは、果たして受験向きでしょうか?
中学受験向きの子って、どんな子?
一般的に、受験向きといわれるのは以下に挙げるようなお子さんだと思います。
- 論理的、理屈っぽい、何かを考えるときに順序立てて考える癖がある
- 4教科どれでもいいので、ものすごく得意な科目がある
- こだわりが強い、いい意味でオタク気質
- 頭の回転が速い、ときには速すぎて周りから浮くほど
- 読書家
- 勉強そのものが好き、新しいことを知るのが好き
- コツコツと努力することが苦にならない
- 感受性が強く、良い意味で周囲の影響を受けやすい
- 子ども自身に、行きたい学校がある
- いい意味で「見栄っ張り」
ほかにもいろいろあると思いますが、これらに当てはまる数が多ければ多いほど、中学受験向きだと私は思います。
今回のまとめ
いかがでしょうか?あなたのお子さんは受験向きでしょうか?一度落ち着いて客観的に考えてみてくださいね。
次回は、「受験向きの子どもじゃなくても、中学受験は突破できる!」そんなことを書いていきたいと思います。
一橋大学卒。
中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。
得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。
現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。