学年を問わず、塾にお通いの場合は定期的に面談を行いますよね。家では見ることのできないわが子の塾での様子や勉強への取り組み方、自宅学習で困っていること、成績を上げるために具体的にどの教科で何をするべきなのか、足りないところはないか…、また、受験生なら今の時期、志望校や受験校をどこにするか、といったことも相談したいですよね。
もちろん、そういったことをわざわざ塾に聞かなくても、と面談を特に希望されないご家庭もあります。しかし、受験までのプロセスすべてを自分ひとりで解決しようとしても、あ、やっぱりこれについて聞いておきたい、ということはたくさん出てくるものです。そういったときに、家族内で話し合ってもなかなか良いアイデアが出ず、客観的な第三者の意見を聞くことによって解決策が見えてくることも少なくありません。
だからこそ、塾での面談の機会を大切にし、徹底活用して受験への備えを万全にしていきたいものですよね。ただし、限られた時間の中で具体的に、有意義なアドバイスをもらうためには、質問のしかたも大切です。
よく面談で受ける質問として、「うちの子、成績が全然上がらないんですけど、どうしたら上がるんですか?」といったことがあります。これは受験生の保護者なら誰でも持つ不安、疑問ですよね。ですが、質問内容をよく見てください。「成績が上がらない」、これはどの教科の成績が上がらないと保護者として認識しているのでしょうか。「どうしたら上がるのか」、勉強方法について聞きたいのか、それとも特定の分野について苦手意識があるのかよくわかりません。
もちろん講師としては、できるだけ具体的に疑問にお答えしたいと思っていますが、漠然とし過ぎた質問の場合、どこまでこたえたらよいのか、また保護者の方がどこまでを求めているのかがわからず、適切なアドバイスができなくなってしまう場合があります。漠然とした質問に対してはアドバイスも漠然としてしまうことが多いので、せっかく面談の時間をとったのに、消化不良となってしまい、具体的な解決方法が見つからない、ということになってしまっては残念ですよね。
そこで、塾で面談をする場合には、できるだけ具体的な質問をぶつけてみることをおすすめします。あまりに漠然とした質問だけでは解決策が見つからず、せっかくの面談の時間が無駄になってしまいます。面談を有意義なものにするためにも、質問のしかたはとても大切です。
今回は、塾の面談を徹底活用できるように、どのような質問を用意していったらよいか、そして塾とご家庭でどのように役割分担していくのが良いのか、ヒントとなることをお伝えします。学年によっても異なりますが、できるだけ面談の内容を具体的にすることがポイントです。
Contents
NG質問その1~漠然とした質問
塾の面談で保護者の方がまず切り出す質問として、「国語の成績が悪いんですけど、なぜでしょうか。どうしたらいいんですか」といったものや、「偏差値が上がらないんです。何をしたら上がるんでしょうか」といったものが挙げられます。要は、成績がふるわないので、どうしたらよいのか、ということなのですが、範囲が広すぎますし、どういった答えを望んでいるのか分かりにくいですよね。
塾では、「このように勉強していこう」という勉強法について、授業の中でお子さんに伝えていますし、面談だけでなく保護者会の場などでも塾での勉強、自宅学習の方法について説明があるのではないでしょうか。また、質問があれば随時受け付けてくれることも多いです。
たとえば、国語であれば、音読をしてつまってしまわないかどうか家でやってみることなどは具体的なアドバイスとして普段からすることです。音読をしてつまってしまうばあい、ことばの意味が分かっていないことが多いですから、語彙力不足なのでそこを強化すればよいことがわかりますよね。また、語彙力を身につけるためにわからないことばについてはすぐに辞書を引いて意味を調べ、ノートに書きだして置いたりテキストに書き込んで付箋を貼っておいたりしてすぐに分かるようにしておく、といったこともアドバイスされたことはありませんか?
また、自宅学習、つまり宿題の進め方についても質問があれば対応してくれているのではないでしょうか。たとえば、宿題をどのくらいの時間、どのタイミングでやるべきか、解いたら答え合わせをどのようにするか、ただ答え合わせするだけではなく解説部分もしっかり読んで理解を深めよう、など、学習の方法についてのアドバイスはたくさんしてくれているでしょう。
質問は絞り込んで具体的に
それでも出てきてしまうのが、成績が上がらない、どうしたらいいのか、という疑問です。いくら普段の授業でお子さんが勉強法を指示されていたり、保護者の方が電話して相談にのってもらったりしても成績につながらないと、どうしても不安になり、もう一度聞きたい、と思うのはある意味当然かもしれません。
ただし、あまりにも漠然と成績が上がらない、どうしたらいいか、という質問をしても、具体的にどうアドバイスをしたら保護者の方が満足するのか、塾の講師も迷ってしまうことがあるでしょう。
そこで、面談ではできるだけ具体的に質問を用意していくようにしましょう。聞きたいことはたくさんあると思いますが、時間には制限があるので、最も気になる点を3~4つ、具体的に聞けるように準備しておくことをおすすめします。たとえば、「どの教科のどの分野、あるいは単元がどうしても理解できないようだが、克服するために良い方法はないか」「国語の読解で、論説文は比較的点数が安定しているが物語文になるとムラがある、物語文の勉強のしかたをもう一度教えてください」といったように、ピンポイントの質問を用意していくと良いでしょう。
生徒さん一人ひとり、得意なところや苦手なところは違います。また、塾での授業の受け方や、自宅学習の様子などについても具体的に聞いてみることをお勧めします。「宿題はきちんとやって、丸付けも自分でしていますが、模試になると点数が取れません、先生、お気づきのことはありませんか?」といったように質問すると、宿題のやり方が実は雑だとか、丸付けが適当だとか、塾の授業の際にほかのことに気をとられているとか、勉強に対する姿勢を注意され、それを直すための方法についてアドバイスをしてくれます。
「やっているふり」を防ぐために
「うちでは先生に言われたようにやっているんです!」とアドバイスに聞く耳を持たないのは良くない態度です。講師は、保護者の方が見ることのできない塾での授業に対するお子さんの態度を把握していますし、宿題の状況についても把握しています。つまり、勉強内容のことについては保護者の方より塾の先生の方が把握していると言えるのです。
ですから、家できちんとやっている、と保護者の方がおっしゃった場合でも、よく話を聞いてみると、ただ膨大な量をこなしていて勉強ではなく作業になってしまっているケースや、こなしたことで満足して、間違えたものについてやり直しをしていないケースなどがぼろぼろ出てくる、ということは少なくありません。
受験勉強をスムーズに進めるために絶対に避けたいのは、「やっているように見せているけれど中身が伴っていない」状態です。成績が上がらない、という漠然とした質問をしてしまうのは、中身が伴っているかどうか分からない保護者の不安の表れとも言えるでしょう。ですから、そこは冷静になって、もう少し質問の内容を細かく具体的にして講師にアドバイスを求める、というのが得策です。
もらったアドバイスはさっそく実行しよう
わが子の成績をなんとか上げたい、それは受験生の保護者であれば誰でも考えることですよね。できることは何でもやろう、そういう意気込みはとても大切です。ですから、家庭内でもめるよりも、塾での面談ではアドバイスによく耳を傾け、家に帰ってお子さんと相談して現状を把握し直したうえで、アドバイスをすぐ実行に移すことが大切です。
もちろん、すぐに効果が出ないこともあります。また、お子さんの勉強に対する態度がなかなか変わらないといったこともあるでしょう。そうした場合は、少し様子を見て再び面談を申し入れてみましょう。その際にも、具体的な対策を打つためには、具体的な相談内容を用意して、具体的なアドバイスをもらうことを意識してください。
さきほど例として、「物語文の成績にムラがあるので何か良い方法はないか」という質問を挙げましたが、この「何か良い方法」という部分をもう少し具体的にすると、より実践的なアドバイスがもらえます。「物語文の読み方は授業中どうですか?」「自宅学習で物語文の問題を解くときに注意すべき点は?」「テキスト以外にオススメの問題集はあるか、そのレベルはどのくらいか」といったように細分化すると、塾の先生は親身になってアドバイスをくれます。
また、「志望校は○○中学校ですが、偏差値が足りない」という質問の場合、「志望校の偏差値といまのうちの子の偏差値は10も開いているのですが、合格するためにはどの教科をいま対策すべきでしょうか」「各教科で足りていない点を具体的に教えてください」「講習を受けるときに、自宅学習で強化すべきなのはどのような点でしょうか」といったように、偏差値を志望校に近づけるために現状を講師と共有するために説明をし、「何を、どのようにやればいいのか」具体的に聞いてみましょう。具体的なアドバイスをもらうためには具体的な質問から。ぜひ実践してみてください。
NG質問その2~講師の指導範疇にない質問
漠然とした質問に対しては講師もアドバイスを具体的にできず困ってしまい、面談で成果が得られない、ということがあるかもしれませんが、具体的であっても講師になかなかアドバイスがもらえない、という場合があります。それは、講師の指導範疇を超えた質問をした場合です。
受験直前の志望校確定面談のときは、ある程度具体的に学校名が決まっているでしょうから、具体的な質問とアドバイスができるでしょうが、まだその段階にないときによくありがちなのが「この学校はうちの子に合っているでしょうか」「この学校なら、今の実力だと合格可能性は何%くらいですか?」といったものです。
志望校の合格可能性は水物
志望校に合格するかどうかは、受験当日の環境にも左右されるものですから、合格します、しません、ということは塾では言いません。そこで気になるのが合格可能性ですが、これは塾の先生に聞くよりも合不合判定テストのような総合模試や志望校別模試を受けた結果の「合格可能性」を見て合格圏なのか、それともチャレンジ圏なのか、また合格圏にあと一歩なのか、ということを判断すればいいことです。それでも合格可能性について質問する、ということは、模試の結果にある合格可能性よりも可能性が高い、と塾の先生にお墨付きをもらいたいから、というケースが少なくありません。
ですが、いくら希望的観測を求めたとしても、模試の受験層やその日のコンディションによって合格可能性には差が出ることが多いです。また、受験者数を考えれば、そのなかでのある程度の位置は講師にもわかるかもしれませんが、合格しますよ、と絶対的に言うことはできないのです。
そこで、合格可能性について聞きたい場合には、質問の仕方を変えてみましょう。たとえば、「今回のこの模試で○○中学校の合格可能性が20%でした。ですが、過去問を解いてみると算数は点数が取れて相性がいいみたいなんです。この学校との入試との相性はどこを見て判断したらいいのでしょうか?」というように聞いてみれば、これからの過去問演習しだいで合格可能性が上がる可能性も十分ありますから、その志望校に合格したいこと、それに近づくために得意な教科、不得意な教科、それぞれどこに注意して、あるいはどこの分野を重点的に学習したらよいのか、ということを質問し、アドバイスをもらうと良いでしょう。
合格可能性が低くてもチャレンジしたいのであれば、いばらの道であってもできることはすべてやりたい、そうした意思を講師にも伝え、アドバイスをもらうことを心がけてください。
どの中学校がわが子に合っているかは成績だけでは測れない
合格可能性とともに多いのが、「どの中学校がわが子に合っているか」という質問です。校風や教育方針などについては、ご家庭の教育方針によって異なるので、お子さんと学校の本質的な相性についてはご家族で話し合って学校説明会などにも足を運んだり情報収集をして決めていくものですから、これは塾の講師が決められる範疇の問題ではありません。
中高6年間という長い期間を過ごすのですから、その学校の校風や教育内容がわが子に合っているか、わが子を伸ばしてくれそうか、といったことは保護者の方がよほどよく知っているはずです。ですから、単に「うちの子に合った学校はどこでしょうか」と聞いても、「このあたりですかねえ」という程度の、当たり障りない無難な答えが返ってくるだけだと思っておきましょう。
塾の講師に、わが子に合った中学校について聞きたいなら、受験勉強面での相性に絞って質問する方が得策です。たとえば、お子さんの各教科の成績や塾での授業中の態度、宿題のやり方などを総合的に見て、得意と不得意を見極めて各中学校の出題傾向、問題の傾向などをアドバイスしてもらうことは可能です。たとえば、「うちの子は算数の図形問題が得意です。どういった学校がいいでしょうか?」「4教科のバランスを見ると、社会はとても興味を持って勉強しています。その場合、4教科すべて配点が同じ学校の方がいいでしょうか」といったように質問し、わが子に合った出題傾向の中学校の名前をいくつか挙げてもらう、という方法です。
たとえば、総合模試のようにオーソドックスな、さまざまな難易度の問題をまんべんなく出題する学校はどこか、あるいは算数の配点が高く、算数が得意なお子さんにとってはアドバンテージになる、といったように具体的な学校名を出してアドバイスをもらうことが可能になります。
また、模試を受けてみて、同じタイプの出題傾向の中学校であれば模試の結果はかなり信じて良いというアドバイスももらえるでしょう。反対に、思考力・表現力を重視する難関校の場合は、入試の出題傾向も年によって変わるなど特別な対策が必要になるので、総合模試よりも学校別模試の結果や、志望校別講座での成績、また過去問との相性が重要なポイントになってきます。そういったことを具体的にアドバイスしてもらえると、どの点に重点を置いて勉強していったらよいのかがわかるので、講師も具体的に考えてくれるのです。
志望校に関する質問は非常にデリケートです。だからこそ、質問も具体的に、講師が答えられるものを用意しておきましょう。塾とご家庭の役割分担が一番はっきりするところなので、家庭で考えるべきことと、塾の講師に質問しないと解決できないことを仕分けし、具体的なアドバイスがもらえるところをぶつけてみるのがポイントです。
NG質問その3~塾を疑う質問
なかなかお子さんの成績が上がらない、この間の模試の成績もよくなかった、宿題もきちんとできていない・・・そんな現状があると、どうしても誰かのせいにしたくなるのは人間の本質かもしれません。こういった場合、「うちの子は勉強している、なのに成績が上がらないのは塾のせいだ」という思い込みを持って、面談の場がクレームの場になってしまうことがあるので注意が必要です。受験本番まで塾の指導を受けるのですから、塾を疑うような質問をすることは得策ではありません。
たとえば、「うちの子、成績が下がる一方なんですけれど、塾ではいったい何を教えているんですか?」や、「先生の授業が分かりにくいと言って、家でも宿題に身が入らないんです。せっかく通わせているのに、いったいどうなっているんですか?」といったように、塾や講師を非難するような質問は、質問ではなくもはやクレームです。塾や講師からしても答えようがありませんよね。
たしかに、塾の授業を理解しきれず、自宅での宿題も思うようにできず、ただ通っているだけ・・・という受験生はいないとは言いません。むしろ多いくらいです。そういったお子さんの状況を確認せずにストレートに塾や講師を非難しても、得られるものはなにもありません。お子さんは楽しく塾に通っているけれど成績が上がらないと、保護者としては頭に血が上り、乱暴なことを言ってしまうこともあるのですが、お子さんはこれからも塾に通い続けます。そうしたときに保護者がクレーマーだと思われてしまっては、お子さんに対する塾側の見方がマイナス方向に振れてしまい、受験勉強に影響が出かねません。
成績が上がらない要因を一緒に考える方向性を
わが子の成績が上がらないと、塾のせいだ、講師が合わないからだ、クラスをなんとかして、といったことを面談の場で訴えるのはかえって逆効果です。ましてや、成績不振の原因を全て塾や講師のせいにしたりしても成績が上がるわけではありませんよね。
目的はわが子の成績を上げることであり、そのために面談の場を持っているのですから、言っても仕方がないことに時間をとるのはもったいないです。また、塾の先生も人間です。すべてを自分のせいにされてはいい気分はしませんよね。そこでお子さんの塾での態度や宿題をやってこないことなどを指摘されたとしたら、収拾がつかなくなってしまいます。
受験勉強をスムーズに進めるために塾に通っているのですから、塾を目の敵にするべきではありません。お互いに信頼関係がなければ、お子さんも安心して勉強できませんし、講師も真剣に向き合えず、保護者の不安は募るばかりです。そういった状況を避けるためにも、やはりお互いにとって実のある面談にすべきです。
そのためには、面談前にわが子の学習状況をしっかり把握していきましょう。塾の授業の内容をどのくらい理解して帰ってきているか、宿題にはどのくらい時間をかけてやっているか、取り組み方はどうか、教科ごとにかかる時間は違うか、1週間のうちに全部やり切れているか、といったことをなるべく細かくチェックしておき、お子さんとも話し合っておくことをおすすめします。
質問しだいで協力体制が敷ける
塾と家庭は連携して受験勉強にあたっていかないと、志望校合格が遠ざかってしまいます。ですから、志望校合格を現実のものにするためにも、塾と家庭がウィンウィンの関係であることが望ましいでしょう。
お子さんの学習状況をしっかり把握したうえで、面談の場では、お願いベースでアドバイスをもらったり状況を打破する方法を話し合ったりすることが重要です。たとえば、「塾には楽しく通っているんですけれど、うちの子は特に○○(教科)の授業を、時間内で理解してくることが難しいようなんです。先生のお時間をとらせてしまって恐縮なのですが、声をかけていただき、授業のあとや授業がない日などに活かせますので、個別に教えていただくことはできないでしょうか?」このようにお願いベースで質問すると、講師も「よし、やってあげよう」と思ってくれるものです。
塾は敵ではなく、徹底的に活用するものです。塾としても、合格率を上げるために、できるだけ生徒の成績が上がるように、何とか伸ばしてあげたいと思っています。本来的に、塾の講師は面倒見が良いものですし、お子さんの味方になってあげたいと思っているものです。ですから、信頼しているということを伝えたうえで、個別に目を配ってもらえるように持っていくのが良いでしょう。それこそ保護者の方の腕の見せ所です。
成績が上がらない=塾のせい、と短絡的に考えるのではなく、わが子にもこういう問題点がある、それを解決するために一緒に協力してほしい、という伝え方をすると、塾との関係は非常に良好になります。そのことによって塾の講師もお子さんの勉強のしかたに目を配り、適切なアドバイスをしてくれるようになるのです。
勉強内容に関して保護者ができることは、学年が上がるにつれて限られてきます。ですから、塾に任せるという姿勢も大切です。そのうえで、お子さんの状況を共有し、いつでも相談できる体制を作っておくように、面談で素地を作っておきましょう。
塾と保護者の役割分担はとても重要
中学受験は、勉強するお子さん、勉強を教える塾、そしてすべてをプロデュースする保護者の方、それぞれが同じ方向を見て協力体制を敷いていくことがとても重要です。そこで意識したいのが、塾と保護者の役割分担です。
どうしてもお子さんの成績が上がらないと、勉強内容にまで口を出してしまいたくなるものですが、受験するのは保護者の方ではありませんよね。お子さんが安心して勉強し、先生に質問できて宿題も回るようになってはじめて成績は上がってくるものです。そこで保護者の方があまり勉強内容に口を出し過ぎると、お子さんは塾と保護者、どちらの言うことを聞いたら良いのか分からなくなってしまい混乱して、さらに成績が下がってしまうことにもなりかねません。
そういう事態を避けるためにも、お子さんの状況はきちんと把握しながらも、勉強自体はお子さんと塾に任せ、保護者の方はお子さんが勉強しやすい環境を整えたり、困ったことがあったときにすぐに相談できる体制を整えて置いたり、というトータルプロデュースに徹する、というように役割分担をしっかりすることが大切です。
もちろん気になったことがあったらその場で解決することも大切ですから、困ったことを抽出して塾の面談で解決するといったことも保護者の重要な役割です。お子さんを信頼し、塾を信頼し、保護者としてできる準備をしっかりすること、それがかみ合ってこそ志望校合格をつかみとることができます。ぜひ、意識してみてください。
最後に
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一橋大学卒。
中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。
得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。
現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。