中学受験にまつわる失敗エピソード

今回の記事は私がこれまでの塾講師人生の中で出会った、数々の失敗エピソードです。(自分の失敗エピソードもこっそり混じってます。)

失敗、というほどのものでもないものもありますが、これから受験に向かわれる方の反面教師的なものになればよいかなと思います。

テストの日程を把握していなかった

当時、小学校6年生の女の子のお話しです。

秋から始まった日曜特訓、朝から夕方まで一日授業があるので、毎週お弁当を持って通っていました。

その日も、いつものように朝お弁当を持たされました。塾用バックを背負い、お弁当の袋を手に塾に到着して教室に入ると、同じクラスのみんなから一斉にツッコミが入ったそうです。

「今日、テストなのになんでお弁当持ってきてるの?」

その子の通っていた塾では月に1度、日曜の授業がない代わりに実力テストがあり、テストは午前中だけで終わるのでその日はお弁当が必要ないのでした。

塾から配られていたカリキュラム表やテスト日程のお知らせを、親子揃ってしっかり確認できていなかったようです。幸いにも、その時のテストの得点はいつも通りの点数だったようですが、お弁当は持って帰ってから食べたということです。

当然のことですが、お知らせにはきちんと目を通しておかないといけませんね。お子さんによっては、もらったままバックの中に入れっぱなしで親御さんに見せてないこともあるようですので、お知らせをもらっていないかは確認してあげましょう。

 

帰り方がわからなくて駅で大泣き

小学校4年生になったばかりの男の子のお話しです。

初めての塾通い、お母さんと一緒に電車に乗って、数駅のところにある塾で緊張しながら初めての授業を受けてきました。

帰りは、家の最寄り駅までお母さんが迎えに来てくれるということで、そこまで一人で電車に乗って帰ると約束していたそうです。しかし、いざ一人で初めて電車に乗ろうとしたところ、どうやらどの電車に乗ればよいのかわからなくなってしまったようでした。

不安と心細さで思わず声を上げて泣き出していたところに、私が遭遇しました。

泣いている事情を聞いたところ、上のような状況のようで、駅を聞くと同じ方面だったのでひとまず一緒に電車に乗ることにしました。

しかし、私の乗換駅がその子のおうちの最寄駅よりも手前だったのです。ついていってあげたい気持ちはあったのですが、私はそのとき、授業と授業の間の校舎移動をしているところで、寄り道をしているほどの時間の余裕はない状態でした。

そこで、駅のホームでその子の最寄駅まで乗っていく人を探し、幸いにも優しそうなお姉さんが最寄り駅が同じということで見つかりました。途中の私の乗換駅までは3人で一緒に電車に乗り、私が降りた後はお姉さんにお任せしました。きっとそのあと無事にお母さんと合流できたと思います。

お子さんが初めて一人で電車に乗る、もしくは今までに使ったことのない路線を使うなどのときは、気をつけてあげてくださいね。

 

願書を出し忘れた、出し間違えた

願書関係は、ほぼ毎年何かしらあります。

その中でも今までで一番多く聞いたのが、「願書の出し忘れ」です。願書の受付は学校により期日が異なり、試験当日の朝まで受け付けているところもあれば、何週間も前に締め切られるところも珍しくありません。

「仕事が立て込んで忙しくて、気づいたら締め切り日を過ぎていて…」

というようなことが今までに何回かありました。それが志望度合いの低いところならまだよいかもしれませんが、第一志望の学校の願書締め切りに間に合わなかったというパターンもいくつか聞いています。

願書が受付期間中に提出できなければ、当然受験はできません。

受験がゴールではありませんが、その学校に合格することを目標として頑張っていたお子さんも相当落ち込んだのではないでしょうか。他の学校に合格できても、「第一志望にチャレンジできなかった、チャレンジしたかった」というのは一生消えない想いになってしまう可能性もあります。

 

逆に、「間に合わなかった」ではなく、「願書が受付開始前についてしまった」というパターンもありました。

その学校は面接があるので、なるべく早めの受験番号を取ろうと思って早めに準備したのが、あだになってしまったようです。「〇月〇日から〇月△日の消印有効」という条件のところで、受付開始日の前日に郵便局に願書を持っていき、「明日の消印になるように送ってください」と頼んだのが、当日消印で送られてしまったということでした。

学校から連絡をもらってそのことが発覚し、「本来なら受理できないのですが、受験番号が一番遅くてもよければ特別に受付します。」という対応をしてもらったということでした。

学校側が慈愛ある対応をしてくれたおかげで、その子はその第一志望校に合格できましたが、一歩間違えれば受験すらできなかったかもしれないのです。

大学受験などであれば、本人が準備することも多いかもしれませんが、さすがに小学生の段階では願書の提出は親が責任を持って行わなくてはなりません。お子さんの努力を水の泡にしてしまわないように、気をつけてください。

 

受験当日の持ち物を忘れた

学校によって、当日の持ち物は変わってきます。

「コンパス」「定規」などが持ち物に入っている場合には、算数などで作図をする問題が出される可能性があります。(ただし、持ち物に入っていても必ずしも作図の問題が出されるとは限りません。)

また、学校によっては「上履き」を必要とするところが珍しくありません。「上履き」と書いてある場合は、土足で校舎内に入ることができないということなので、必ず上履きが必要です。

とある子は、その「上履き」を忘れて受験に行ってしまいました。幸いにも、その学校が特別にスリッパを貸し出してくれたので無事に受験ができ、合格も取ることができました。

「受験票」「筆記用具」など、受験に必要不可欠なものを忘れてしまった場合、慌てて取りに戻って遅刻するよりも学校に申し出てみましょう。たいていはきちんと受験できるように対処してくれます。

 

最後に

とりあえず今思い出したエピソードをご紹介しました。なお、今回の記事の中で、「テストの日程を把握してなくてお弁当を持ってきちゃった女の子」と「受験当日に上履きを忘れた子」は同一人物です。私です。性格が露呈するような出来事ですね。

皆様も、気をつけてお過ごしくださいね!

(ライター:桂川)

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