Contents
はじめに
形容詞とは、名詞の性質や状態を説明する語のことです。例えば「a white dog(白い犬)」は、dogがどういう犬か説明するものとして、形容詞のwhiteがつきます。今回は、まず形容詞の位置について確認したのち、形容詞の注意すべき用法を見ていきましょう。
形容詞の位置について
名詞を修飾する場合、①名詞の直前に置くパターンと②名詞の直後に置くパターンの2通りあります。
- I bought a cheap shirt because I didn’t have much money.(私はあまりお金がなかったので、安いシャツを買った)
- I don’t like traveling in trains full of people.(私は満員電車に乗るのが好きではない)
原則として①のように名詞(shirt)の直前に形容詞(cheap)を置くことが決まりになっています。しかし名詞を修飾する形容詞にほかの語句がついて、2語以上の語群となった場合は、名詞を後ろから修飾します。②であれば、fullという形容詞の他に「of people」という語句もついているので、train(名詞)の後ろから修飾しています。
その他に、動詞の後に置くなどして、主語(=名詞)について説明を加える形容詞もあります。
- All the windows were open.(すべての窓が開いていた)
- I left the windows open.(私は窓を開けたままにしておいた)
上記の2つとも、形容詞(open)が補語として用いられています。③の場合はSVC、④の場合はSVOCの文型です。
形容詞の注意すべき用法
分詞形容詞
さて、ここでは、多くの生徒さんが誤解をしやすい「exciting」と「excited」の使い分けについて見ていきます。
「exciting」「excited」のような感情を表す動詞から派生しているものには、「-ing形の形容詞」と「-ed形の形容詞」の2通りあります。例えば、「surprising / surprised」や「boring / bored 」などです。
- It was an exciting (それはわくわくする試合だった)
- I saw a lot of excited (私はたくさんの興奮したサポーターを見た)
もともとexcitingは「excite」の現在分詞で、excitedは「excite」の過去分詞です。したがってexcitingは「〜を興奮させる」という能動の意味で使われているのに対して、excitedは「興奮させられた」という受動の意味になります。②ではsupportersが興奮しているという受動の状態なので、excitedを用います。
- The news was surprising.(その知らせは人を驚かせた)
- The girl was surprised at the news.(その少女は知らせに驚いた)
上記の「surprising/surprised」も同様の考え方です。「surprising」は「〜を驚かす」という能動の意味ですが、「surprised」は「〜に驚かされた」という受動の意味になります。
可能性を表す形容詞
- It is likely that she will win the race.(彼女はそのレースに勝ちそうだ)
- Is it possible that you will come to the next meeting?(彼女はそのレースに勝ちそうだ)
- It is probable that he will pass the exam. (彼はおそらくその試験に合格するだろう)
形式主語を用いた①の「It is likely that〜」は「起こりそうなこと・ありそうなこと」を表しています。人を主語にした「S is likely to 不定詞」にすると「Sは〜しそうだ」という意味になります。②や③は人を主語にはできないので、形式主語を用います。
確実性を表す形容詞
- He is sure to come back.(彼はきっと戻ってくる)
- This song is certain to be a hit.(この歌はきっとヒットする)
「sure」を使って①のように「S is sure to 不定詞」にすると、「Sはきっと〜する」と確信していることを表すことができます。②の「S is certain to不定詞」は書き換えが可能です。
- 「S is certain that〜」:I am certain that this song will be a hit.(私はこの歌がヒットすると確信している)
- 「It is certain that〜」:It is certain that this song will be a hit.(この歌がヒットするのは確かだ)
Suchの用法
- I have never seen such a storm.(私はこんな嵐は見たことがない)
- In this zoo, you can see such rare animals as the pandas and the koalas.(この動物園では、パンダやコアラのような珍しい動物がみられます)
形容詞としてのsuchは「そのような〜・このような〜」という意味で用いられます。語順は「such a/an +名詞」になります。①では「そんなにひどい嵐」という風に表すためにsuch a stormになります。②では「such A as B」の用法が使われています。これは「BのようなA」という意味です。したがって②は「パンダやコアラのような珍しい動物」という意味になります。
数量を表す形容詞
最後に「many/much/a lot of/a few/ a little」について見ていきましょう。
- 数が多いことを表したい時:many
- 量が多いことを表したい時:much
「books(本)」は数えられるので、「many books(たくさんの本)になります。一方で「water(水)」は数えられないので「much water(たくさんの水)」になります。数えらる名詞と数えらない名詞の両方に使える形容詞は「a lot of (lots of)」です。
I have a lot of friends in America.(私はアメリカに沢山の友達がいる)
「少ない」ことを表したいときは「few / little」を用います。
- 数が少ないことを表したい時:few
- 量が少ないことを表したい時:little
「a few」「a little」のように「a」がつくと「少しはある」と肯定的な表現になります。単独で「few」「little」を用いると「少ししかない」という否定的な表現になります。
最後に
今回は形容詞について学びました。形容詞の位置は、名詞の直前に置かれることが原則ですが、名詞の直後や動詞の直後に置かれることもあるということを覚えておきましょう。また多くの生徒が混乱しやすい「exciting」と「excited」の違いも理解できたでしょうか?しっかり復習して、次の単元に進みましょう!
おすすめ記事
参考
上智大学総合人間科学部社会学科の片倉優花です。
私は中高をドイツで過ごし、高校はインターナショナルスクールに通っていました。ドイツ語も英語も身につけないといけなくて語学習得に苦労したのですが、その経験を生かして、主に「英語」をみなさんに楽しく分かりやすく習得してもらえるような記事を書いていきます。現在は弓道サークルに所属していて、中高はバスケ部でした。他にも水泳やクラシックバレエなども過去に習っていて、体を動かすことが好きです。趣味は、読書、旅行、写真撮ること、食べることです。ドイツに住んでいた時に、ヨーロッパ中を旅行しました。お気に入りの場所は、イタリアのベネチア、フランスのモンサンミッシェル、トルコのイスタンブール、ドバイです。60ヶ国制覇を目指しています!英語だけでなく、モチベーションや勉強法なども書いていけたらなと思っています。
よろしくお願いします!