現役慶應生が解説!『ポレポレ英文読解プロセス50』の特徴と使い方について

英文読解の参考書として有名な「ポレポレ英文読解プロセス50」。

英文の読み方や和訳の仕方が丁寧に紹介されている参考書ですが、紹介されている英文の難易度は高く、基礎が身についていない状態で手をつけるとあまり意味のないものになってしまいます。

そんな「ポレポレ英文読解プロセス50」を効果的に使用するためにはどうしたら良いのか、その方法をご紹介いたします。 

ポレポレ英文読解プロセス50」の概要 

  • 著者:西きょうじ
  • 価格:833円(税込)
  • 目次
    • 本書の構成と利用法
    • 例題1〜例題4 主語の発見
    • 例題5〜例題12 等位接続詞
    • 例題13例題15 不定詞・動名詞の主語
    • 例題16〜例題28 挿入・修飾部の処理
    • 例題29〜例題36 関係詞・分裂文
    • 例題37〜例題40 名詞構文
    • 例題41〜例題47 倒置構文
    • 例題48〜例題50 省略 

ポレポレ英文読解プロセス50の特徴 

ポレポレのレイアウトは、例文(実際に大学入試で使用された文章が多い)→読解プロセスの解説→訳例→本番で問われた問題となっています。特に読解プロセスの解説はかなり丁寧で、しっかりと取り組めば「どこで文章が区切られているのか」ということや、単語と単語の関係がわかるようになります。 

ポレポレに掲載されている文章は構造が複雑なものが多いため、必要となるのは基本的に早慶レベル以上の英語です。GMARCHなどの場合、余裕がある方は取り組むことをおすすめします。

ポレポレに載っている文章がすらすらと読めるようになれば、GMARCHの英語は容易に感じられるかもしれません。しかしながら、英文読解の基礎が身についていない人にとってはかなり難しい内容になっており、やったとしてもあまり効果が感じられないと思いますので、センター試験の過去問で安定して8割以上取れないという方はまずレベルを落とした他の参考書に取り組むことをおすすめします。 

おすすめの使い方 

英単語帳同様、こちらの参考書も何度か繰り返し取り組むことをおすすめします。全部で50の例題がありますので、1日に2つ取り組めば一ヶ月弱で一周することができます。例文はどれもそれほど長いものではないため、1日に2つ取り組んだとしてもそれほど長い時間はかからないかと思われます。 

筆者が受験生のときは、まず例文を読み、例文がどのような構造になっているかを把握していました。その上で訳してみた後に、読解プロセスと訳例を読みます。わからなかった文の構造や、知らなかった英単語はここでチェックしていました。そして最後に本番で問われた問題を解いて終了です。 

既にある程度英語が得意な人にとっては、「ポレポレ英文読解50」は楽しく英語の知識を深めながら確実に実力をアップさせてくれる参考書となっています。

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