【受動態の問題15問】どのくらい理解できているかチェック!(解説付き)

はじめに

今回は受動態の問題15問を詳しく解説していこうと思います。まずは自分で解いてみて、そのあとに解説を読んで正しく理解できているかチェックしてみてくださいね。

問題15問

  • This car( )( )by my brother.(この車は私の兄によって修理された)
  • The newspaper( )( )around 5 a.m.(新聞は朝の5時頃に配達される)
  • The book( )( )( ) from the library.(その本は図書館から借りることができる)
  • The stadium( )( )( )(その競技場は現在建設中です)
  • The thief ( )( )( ) arrested when we arrived there.(私たちがそこに着いた時には泥棒はすでに逮捕されていた)
  • His name ( )( )( )on the list.(彼の名前はそのリストにのっていなかった)
  • Bad words ( )( )( )used in the classroom.(下品な言葉は教室で使ってはいけません)
  • ( )this bag( )in Italy?(このかばんはイタリア製ですか?)
  • ( )was( )to the party?(誰がこのパーティーに招待されましたか?)
  • Jim( )( ) a Christmas card by Mary.(クリスマスカードがメアリーによってジムに送られた)
  • A Christmas card( )( )to Jim by Mary.(クリスマスカードがメアリーによってジムに送られた)
  • The cat( )( )( )of my sister.(その猫は私の姉に世話をされた)
  • It is( )( )his mother is an actress.(彼のお母さんは女優だと言われている)
  • My glasses( )( )while I was playing soccer.(サッカーをしていた時に、私の眼鏡が壊れた)
  • The top of mountain( )( )( )(その山の頂上は雪で覆われている)

解答&解説

では1問ずつ解答と解説を見ていきましょう。

  • This car was repaired by my brother.(この車は私の兄によって修理された)

受動態の文は〈be動詞+過去分詞〉という形になります。したがって「修理された」という受け身の文章になるように〈was repaired〉が入ります。過去の話なのでbe動詞は過去形だということに注意しましょう。

「~によって」と〈する側(行為者)〉を表したいときは「by」という前置詞を持ってきます。この文章の場合は「by my brother」で「私の兄によって」という意味になります。

  • The newspaper are delivered around 5 a.m.(新聞は朝の5時頃に配達される)

続いてこちらの文章は、動作をする側があえて書かれていないことが特徴です。能動態であれば「He delivered the newspaper around 5 a.m.」という風になります。

  • The book can be borrowed from the library.(その本は図書館から借りることができる)

能動態と同じように、受動態でも助動詞を用いることがあります。その際は〈助動詞+be+過去分詞〉という形になります。この文章を能動態にすると「He can borrow the book from the library.」になります。

「~することができる」という可能の助動詞canが用いられています。もし未来のことを受動態で表したいときは〈will be+過去分詞〉という形になり「~されるだろう」という意味になります。

  • The stadium is being built(その競技場は現在建設中です)

「~されているところだ」という風に主語がちょうどそのときも何らかの動作を受けている最中であることを表したいときは、受動態の進行形を用います。進行形は〈be動詞+being+過去分詞〉という形になります。

「その競技場は建設されている」という受け身の状態が進行している状態なので現在形のisの後にbeingが続いています。

  • The thief had already been arrested when we arrived there.(私たちがそこに着いた時には泥棒はすでに逮捕されていた)

完了形の意味を受動態で表したいときは〈have/has/had been +過去分詞〉の形で表します。この文章は「そこに着いたとき」という過去の地点よりも、さらにもっと前の過去で「ド郎棒はすでに捕まっていた」ので、過去の過去、つまり大過去の話になります。

when節では過去形の「arrived」が使われていて、主節では「had already been arrested」と過去完了が使われています。Alreadyはすでにという意味で「have/has/had」の後ろに置かれます。

  • His name was not found on the list.(彼の名前はそのリストにのっていなかった)

受動態の否定文は〈be動詞+not+過去分詞〉という形で表します。「never(一度も~ない)」や「hardly(ほとんど~ない)」も「not」と同じ位置に置かれます。以下例文です。

She was never allowed to go out at night.(彼女は夜間に外出することを一度も許してもらえなかった)

  • Bad words must not be used in the classroom.(下品な言葉は教室で使ってはいけません)

助動詞を使った受動態の否定文の場合には〈助動詞+not be+過去分詞〉という形になります。能動態の文は「Students must not use bad words in the classroom.」という風になります。

  • Was this bag made in Italy?(このかばんはイタリア製ですか?)

受動態のYes/No疑問文は、be動詞を文頭に出した〈be動詞+主語+過去分詞…?〉という形になります。平叙文だと「This bag was made in Italy.」になります。

  • Who was invited to the party?(誰がこのパーティーに招待されましたか?)

疑問詞を使った疑問詞の受動態は、疑問詞の文中での働きによって語順が異なります。この文章は疑問詞のwhoが主語になって「誰が~されるのですか」のように尋ねています。このような場合は〈be動詞+過去分詞〉を続けます。たとえば平叙文だと「He was invited to the party.」になるので、この「He(彼)」の部分を聞きたいので疑問詞のwhoが入るわけです。

もし疑問副詞のwhereが使われる場合は「Where was the cat found?」(その猫はどこで見つかったのですか?)という意味になります。〈疑問詞+be動詞+主語+過去分詞〉という語順になります。

  • Jim was sent a Christmas card by Mary.(クリスマスカードがメアリーによってジムに送られた)

能動態の文は「Mary sent Jim a Christmas card.」になり、受動態では送られた相手のジムが主語になっています。この文章では「相手」を主語にしていますが、下の文章は「モノ」が主語になっています。

  • A Christmas card was sent to Jim by Mary.(クリスマスカードがメアリーによってジムに送られた)

こちらは⑩の文章と似たような意味合いの文です。この⑩⑪の違いをしっかり理解することが大切になります。能動態の文は「Mary sent a Christmas card to Jim.」になり、これを受動態にすると送られたモノ(クリスマスカード)が主語になっています。

「sent」という動詞は「相手にモノや情報を届かせる」ことを表すときに用いるgive型の動詞です。なので前置詞は「to」を使います。一方で、make, sing, find, cookなどのbuy型の動詞の場合は「for」の前置詞を使います。

  • The cat was taken care of my sister.(その猫は私の姉に世話をされた)

複数の単語からなる群動詞はまとめて1つの動詞とみなします。この文章では「take care of」という群動詞が使われているので〈be動詞+過去分詞〉の過去分詞のところにそのままこの群動詞を当てはめてしまいます。能動態の文は「My sister took care of the cat.」です。

  • It is said that his mother is an actress.(彼のお母さんは女優だと言われている)

これは「It is said that 主語+動詞~」の形で覚えてしまいましょう。他にもbelieve, expect, know, thinkなど「言う」「考える」「思う」などの意味を持つ動詞は、主語にitを用いた受動態の文を作ることができます。このitは形式主語なので本来の主語はthatの後ろの部分になります。以下のように書き換えることもできます。

They say that his mother is an actress.(彼のお母さんは女優だそうです)

  • My glasses got broken while I was playing soccer.(サッカーをしていた時に、私の眼鏡が壊れた)

受動態の文を作るのにbe動詞の代わりにgetを用いることもあります。「~になった」と変化を表したいときにgetを用いることが多いです。(例;get dressed:服を着た)

  • The top of mountain is covered with(その山の頂上は雪で覆われている)

「be covered with」は「~で覆われている」という意味を表すものなのでしっかり覚える必要があります。ほかにも「be killed(亡くなる)」「be known to(に知られている)」「be filled with(で満たされている)」「be injured in(で怪我をする)」などの表現があります。

さいごに

いかがでしたか?今回は受動態の問題を解説しました。分からなかったところはしっかり復習をしましょう。

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上智大学総合人間科学部社会学科の片倉優花です。 私は中高をドイツで過ごし、高校はインターナショナルスクールに通っていました。ドイツ語も英語も身につけないといけなくて語学習得に苦労したのですが、その経験を生かして、主に「英語」をみなさんに楽しく分かりやすく習得してもらえるような記事を書いていきます。現在は弓道サークルに所属していて、中高はバスケ部でした。他にも水泳やクラシックバレエなども過去に習っていて、体を動かすことが好きです。趣味は、読書、旅行、写真撮ること、食べることです。ドイツに住んでいた時に、ヨーロッパ中を旅行しました。お気に入りの場所は、イタリアのベネチア、フランスのモンサンミッシェル、トルコのイスタンブール、ドバイです。60ヶ国制覇を目指しています!英語だけでなく、モチベーションや勉強法なども書いていけたらなと思っています。 よろしくお願いします!