これまで、塾選びの重要性について触れてきました。塾選びや学校選び、中学受験の戦略など、中学受験においては情報収集がとても大事になってきますよね。
それまでインターネットや塾をメインに情報収集を行っていた私でしたが、やはりリアルな情報にはかなわないと思いました。リアルな情報収集の場・・・それは・・・「井戸端会議」です。今回は、リアルな情報収集の場について書いていきたいと思います。
リアルな井戸端会議が参考になる
以前、偉そうに、「常に何が子供に大切か判断してあげてください」と書いたことがありますが、私自身だって、「うすうすサピックスが息子に合わないと感じていた」のに、「息子のプチ反抗」があるまで、行動できていなかったわけです。もっと早く行動に移していれば、また違った結果だったかもしれません。
フルタイムで働いていると、ネックとなることの一つに「リアルな情報」が収集しにくいことが挙げられると思います。もちろん、塾の先生に聞いたり情報をいただいたり、ということはありますが、井戸端会議的な「地域のママ友とお茶」みたいなことができないので、リアルな受験情報がなかなか入ってきません。仕事関係で同様の話が聞けたとしても、仕事上、立場的に受ける学校のレベル感など、話しにくい部分もありますよね。
特に、塾を選ぶ際には口コミを参考にしている人も多いと思いますが、塾の先生はあちこちの校舎を移動してしまいますし、その校舎によって、その塾が持つ一般的なイメージと異なることも往々にしてあります。たとえば、市進学院は全く最初はノーマークでしたが、転塾を検討した時に実際に行ってみて、塾長の丁寧さや親身さ、先生の熱さなどとてもいい印象を持ちましたが、実際の口コミではそんなことにはまったく触れられていませんでした。その教室だけよかったのかもしれませんが、実際に行ったからこそ分かったことです。
実際に自分で見に行って集めた情報と、同じ境遇のお母さんとの雑談情報はかなり有効なものが多かったと思います。同じ小学校でサピックスのαクラスをキープし続けていたお子さんのお母さんと勉強時間や勉強方法について話をしたり、5年生の時に大手塾から小規模塾に転塾した同級生(このお子さんは息子と仲が良かったのですが、転塾が功を奏して御三家男子校の一つに合格されました)のお母さんは、お子さんが全然勉強をしないので、私より先に転塾活動をしていたので、そんな場合にオススメの塾を聞くことができました。
中学受験において転塾は珍しいことではなかった
私の中では「中学受験の勉強は3年間で完成させる」と思っていたので、最初は転塾なんて思いもよりませんでした。ほかのお母さんと話して初めて知ったのが、「けっこうみんな転塾している」ということでした。特に多かったのが、やはり最初は大手塾に入り、その後小規模の塾や個別指導塾に切り替えるパターンでした。こういう話をもっと前に聞いていれば、もっと早く行動できたのかなあ、と思ったのは言うまでもありません。
今回のまとめ
お互いけん制し合うこともあるかもしれませんが、受験生の保護者どうし、積極的にコミュニケーションをとって、リアルな情報収集をしていくことも有効だと思います。もしあまり有益な情報交換ができなかったとしても、お互い受験に悩みはつきもの。そんな話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になったり、「うちだけじゃないんだ」と思えたり。受験生の保護者や受験を経験した方々と、ぜひ積極的にコミュニケーションをとってみてくださいね。
おわりに
今回のような記事に加えて、
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上記のお悩みをはじめとし、小中高生の子をお持ちの保護者様とお話させていただいております。
もし、お子様のことで何かお悩みがありましたら、個別指導塾テスティーへお気軽にご相談ください。
一橋大学卒。
中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。
得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。
現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。