【中学受験】一番重要なのは、わが子に合った塾・指導者選び!

転塾活動のドタバタもありましたが、なんとか夏以降の方針が決定したわが家の中学受験。息子もまた自らサピックスで頑張ると決め、スイッチが入ったようでした。

ですが、もともとの予定ではありましたが、夏休みにはアイスホッケーの全国大会で1週間不在にすることになっていました。その期間の夏期講習には当然出られず、その期間の穴は、以前お話ししたように、家庭教師の先生を手配して、7日分を3日で教えてもらうなど、なかなか綱渡りな夏休みを過ごすことになりました。そんな中で、改めて親として考えさせられたことがありました。今回は、そのことについて書いていきます。

本当にその方法・塾が子供に合っているか

ここまでわが家の中学受験体験談を書いていると、なんだかサピックスの宣伝をしているような感じがしますが、決してそうではありません。サピックスのカリキュラムは優れていると思いますし、実績を見てもその方法がかなり有効であることを示していると思います

ただ、今振り返ってみても、サピックスという塾自体が息子にとって最適な選択だったかというと、そうではなかったと言いきれてしまいます。レベルも高く、宿題も多い。毎回持ち帰るプリントも多く、その整理もしなければならない。塾に拘束される時間は少ないけれど、結果的に子ども自身も保護者も物理的な時間はかなり必要になってきます。そこをうまくこなせなければサピックスのメソッドを活かしきれません

息子の周りは数の上では大手の塾に通っている子が圧倒的に多かったのですが、中には大手から転塾したり、最初から的を絞ったユニークな塾に行っている子もいました。家庭教師一本で勉強している子もいました。それらの「子どもに合った方法」を速めに実践されたお子さんたちは、御三家に合格した子、それほど学校の成績が良くなかったお子さんでも中堅・上位校に合格するのを目の当たりにしました。

いろいろありながらもサピックスでやってきた息子ですが、最初からもう少しいろいろ調べて別の塾に行っていたら、こんなに紆余曲折を経ることなく、今頃仕上げに入っていたのかも・・・そして更なる高みを目指せたのかもしれません。

さらに重要なのは指導者ではないか?

塾それぞれのメソッドを体現する指導者たち、その先生たちも重要ですね。息子はそれまで特に社会は得意ではありませんでしたが、サピックスのK先生のおかげでかなりの得意科目にすることができました。ある日、確認テストで100点をとることができ、「●●(息子)は江戸時代マスターだ」とニックネームをつけてくれたそうです。それからというもの、社会がある日は確認テストで毎回100点をとれるよう、毎回奮起して勉強していました。

子どもにとって、わかりやすく勉強の意欲を引き出してくれるような先生が望ましいのは明らかですが、全員がそうというわけではありません。塾では先生を選べません。ですから、いい指導者が指名できるような個別指導塾や家庭教師は、学力を上げるという意味ではとても有効なのでは、と思います。

今回のまとめ

その子に合った方法・そして塾選びで中学受験の半分は決まってしまうのではないか、私は息子の受験と自身の経験から、強く思います。「子どもに合ったやり方」「優秀な先生に学力を引き上げてもらう」「塾のメソッド」「自己学習」、これらの掛け算によって、子どもの学力は「無限大に伸びるのではないか」そう思うのです。

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一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。