日本人なら知っておきたい文学作品!”あはれなる”日記文学『紫式部日記』
『紫式部日記』は、『源氏物語』の作者とされる紫式部の日記です。全2巻からなり、成立時期は諸説ありますが、『紫式部日記』の最後の日時が寛弘7年(1010年)1月15日であるため、それ以降に書かれたのではないかと考えられてい…
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『紫式部日記』は、『源氏物語』の作者とされる紫式部の日記です。全2巻からなり、成立時期は諸説ありますが、『紫式部日記』の最後の日時が寛弘7年(1010年)1月15日であるため、それ以降に書かれたのではないかと考えられてい…
『枕草子』は約300段からなる随筆であり、その作者は清少納言だとされています。『枕草子』の内容を見る前に清少納言について触れたいと思います。清少納言は平安時代の歌人であり、父の清原元輔、曽祖父の深養父[i]は共に有名な歌…
『宇津保物語』は、円融朝(969~984)から一条朝(986~1011)初期の10世期末前後に成立したとされる日本最古の長編物語です。『宇津保物語』以前に成立した物語、『竹取物語』は中編小説にあたります。『竹取物語』以後…
『蜻蛉日記』は、上・中・下の三巻からなる夫婦生活の記録を綴った初の女流日記文学です。作者は平安時代中期の歌人、伊勢守藤原倫寧[i]の娘である藤原道綱母です。作者藤原道綱母が天暦8年(954年)に藤原兼家[ii]と結婚した…
『大和物語』は、歌語り(宮廷や歌合の場で歌にまつわるエピソード)を173段(流布本[i]によって違いあり)にわたって集めた歌物語です。陽成[ii]~醍醐[iii]朝(876〜930年)の時期に詠まれた295首が含まれ、僧…
『後撰和歌集』は全20巻からなる『古今和歌集』に次ぐ第2の勅選和歌集です。天暦5年(951年)村上天皇の命により、昭陽舎[i](梨壺)に撰定所が設けられ撰定を行いました。昭陽舎(梨壺)の別当には藤原伊尹[ii]が任ぜられ…
『土佐日記』は作者である紀貫之が女性のふりをして土佐守(現在の高知県周辺)の任期を終えて帰京するまでの様子が綴られている日記文学です。冒頭の、 「をとこもすなるにきといふものを、をむなもしてみむとするなり」 訳:男もする…
『竹取物語』については耳にした事がある人や、教科書で学んだ人が多いでしょう。 大体のあらすじは知っているかもしれませんが、詳しい内容についてはあまり知らないのではないでしょうか。 今回はそんな『竹取物語』について、文学研…
日本の神様、神話について知っていますか? また、日本という国が神によってどう作られ他のか知っていますか? イザナミ、イザナギ、天照大神、須佐男•••等の名前を聞いたことはあるかもしれません。そのような神々の神話の話から天…
『日本書紀』は日本で最初に作られた勅選国史です。完成したのは720年(養老4年)元明天皇の御代、撰者は舎人新王[i]を中心に太安万侶[ii]などの文人達です。全30巻からなり神代から持統天皇(〜691年)までを天皇を中心…