【東大生が教える】これをすれば説明上手!説明をわかりやすくする2つのテクニック

こちらの記事の説明。

自分が常に実践している小銭管理の方法を記事にしたもので、いくつかのテクニックを用いて分かりやすい説明を書くことができた。

具体的な金額を用いて説明する

いわゆる、具体例を示すという手法である。

この記事で紹介したかったことは、記事中に出てくる「お釣り読み」の概念である。

いきなりこの概念を言葉だけで、(例えば「ある金額を出したときに返ってくるお釣りの内容を考えて、自分の財布の中身と照らし合わせて、どの硬貨を何枚出せばお釣りが簡単になるかを考えるというやり方がお釣り読みである」など)紹介しても、おそらく理解してくれる読者はほぼいなかったであろう。

ここで記事のように具体的に数値を示して、それに基づいて一般的な概念に広げていく(すなわち、帰納的な)説明方法をとれば、読んでいてつっかかりの少ない説明を書くことができる。

単純な例を紹介したあとに、複雑な例を紹介する

この記事は、僕が腕時計の買い物をしたときの小銭の出し方から着想を受けて書いたものである(この記事での「ステップ4」)。

しかし、いきなりステップ4の例を出しても硬貨の動き方が複雑すぎると感じたため、最初は(「お釣り読み」の概念を理解してもらいたかったというのもあるが)硬貨の動きが単純なモデルを考えて、本当に書きたかったことまで3つのステップを踏んで段階的に説明した。

この、複雑なことを単純なモデルに落とし込んで考えるというのは、実は物理学や経済学を始めとして広範な学問分野で用いられている方法である。

普段の学習から得たことをブログという現実に近い実践的な場所に応用しようとしたという点でも、この記事は、分かりやすい説明を意図して作成し たという印象が非常に強いものである。

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駿台予備学校お茶の水3号館東大理系演習コースでの1年の浪人生活を経て、2019年に東京大学理科一類に入学。浪人中に書いていたAmebaブログ「東大理1を目指す浪人生の物語」は、その悲喜こもごもの浪人生活を絶妙な筆致でつづることにより、東大受験生ブログランキングで半年以上に渡って1位を獲得するのみならず、Amebaブログの高校生・浪人生ジャンルでも長きに渡って頂点に立ち続けた。地方の非進学校出身で、都心の名だたる有名校との格差を感じながらも工夫をして成績を伸ばした姿が共感を生み、いまも受験を控える高校生・浪人生から支持を得ている。東大進学後も「とある東大生の脳内をのぞく」と銘打ったブログを開設し、Twitterで受験生の質問に親身に答え続けるなど、精力的に活動している。