10.反応速度と化学平衡②〜化学平衡の関係を利用できるようになろう〜[大学受験化学-理論化学]
弱酸の電離平衡 3章で見たように強酸は定義から電離度α=1なので、HCl→H+ + Cl– のように100%完全に電離している。一方で弱酸はα≪1なので、一部は電離するが、電離していないものも存在する。これは…
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弱酸の電離平衡 3章で見たように強酸は定義から電離度α=1なので、HCl→H+ + Cl– のように100%完全に電離している。一方で弱酸はα≪1なので、一部は電離するが、電離していないものも存在する。これは…
反応速度の定義 化学反応には中和反応のように一瞬で起こるものもあれば、鉄が空気中でさびる酸化反応のようにゆっくりと起こるものもある。この、「一瞬」や「ゆっくり」のような、反応の速さは以下のように、 「反応物または生成物の…
エネルギー保存と反応熱 物質はどれもそれぞれ固有のエネルギーを持っているエネルギー保存と反応熱。それは、たとえばその物質を構成する原子同士の引力によるものであったり、原子の熱運動による運動エネルギーであったりと様々な要素…
溶解するとは…? NaClが水に溶ける時には実は水和という現象が起きている。 まず、極性分子であるH2OはHがδ+、Oがδ–の極性を示している。Hのδ+がCl–へ、Oのδ–がNa+へと…
イオン結合の紹介 イオン結合の結晶とは +の陽イオンと-の陰イオンがクーロン力によって引きつけ合っているイオン結合の結晶。 +と-が規則正しく配列し、そのくり返し単位を単位格子という。配列のしかたは多種に及ぶが、ここでは…
物質の三態(発展) 物質には主に気体、液体、固体の3つの状態にある。この状態の違いは分子の熱運動の激しさの差によるものである。分子の熱運動とは…分子1つ1つがあちこち動き回ること。 この運動の激しさが実は温度の定義である…
金属のイオン化傾向 イオン化傾向 固体の金属が水溶液中でどのくらい、e–を放出して陽イオンになりたいかという程度を示したものをイオン化傾向という。イオン化傾向は大きい順に、 イオン化傾向大⇦ &n…
酸化と還元とは…? 酸素も用いた定義 まずはじめに酸素を用いた定義がなされた。我々が日頃、鉄がさびた、酸化された、などを言っているのと同じで、 物質がO2と結びつくことを酸化、物質がO2を失うことを還元 と定義した。 E…
酸塩基反応の概要 高校化学で扱う化学反応は大きく分けて3つに分けられる。 酸・塩基反応…H+とOH–による中和反応 酸化還元反応(第4章) …e–のやり取りによる反応 沈殿生成反応(無機化学)…特…
原子の相対質量と原子量 原子1つ1つはとても軽い。例えばH原子1つは1.6735×10-24g、C原子1つは1.9926×10-23 g、O原子1つは2.6578×10-23gである。ここに、6.02×1023を比例定…