【中学受験】いよいよスタート!東京・神奈川入試

2月1日、いよいよ東京、神奈川の中学入試が始まりました。今日は非常に寒い朝、塾の先生の激励を受けながら、志望校の入試会場に向かっていったお子さんの表情はいかがだったでしょうか。試験が終わって会場から出てきたお子さんの第一声はどうでしたか?

すでに、インターネットでは、今日行われた入試の合格発表を行っている学校もあります。ドキドキしながら発表時刻を待って、画面を開き、「合格」という文字が目に入ったときは何とも言えずほっとしたような、気が抜けたような気持ちにもなるものです。

ただ、第1志望校の入試が明日以降の方も一らっしゃると思います。すでに東京は雪交じりとなっています。夜半から明日の昼にかけて、雪の予報ですので、交通機関の乱れも予想されますから、試験時間に間に合うように、早めに家を出る準備をしておきましょう。

雪の日の受験に備えて・・・

実は、かなり前の話になりますが、私も2月1日、第1志望校の入試日が大雪だったという経験をしたことがあります。家が坂の上だったので、バスが登ってくることができず、バスなら1、2分で上がる坂を、30分以上かけて雪をかき分けながら降り、そこからピストン輸送で最寄りの駅に向かいました。長靴にカイロを入れて坂を下りたときにはすでに足が冷え切っていました。

そこから20分ほど電車に乗って受験校の最寄り駅につくはずが、雪のためダイヤが乱れていたため、吹きさらしのホームで電車を待ち、最寄りの駅についてからはさらに坂を登るという経路でした。雪がつもった坂は当然歩きにくく、3倍くらいの時間がかかりました。合計で、倍近くの時間がかかり、会場についたころには疲労困憊でした。でも、学校の中の暖かさのおかげで試験開始のときには気持ちを落ち着けることができました。

難しいのは、あまり早く試験会場につきすぎても待つ時間が長くては、いい意味での緊張感が緩んでしまいます。ですが、集合時間に間に合わないのは最悪ですから、何度もシミュレーションをされたとは思いますが、もう一度明日の雪に備えて経路や、かかりそうな時間を確認しておきましょう。

数年後、大学入試センター試験を受けましたが、その日も2日間とも大雪で、しかも会場は坂の上でした。つくづく雪に振り回された受験の経験ですが、万が一のために備えておくことの大切さは身にしみて感じたものです。

待ち合わせ場所は決めておきましょう

雪の日は特に、待ち合わせ場所を決めておかないと、試験後落ちあうことができません。だいたい皆さん同じところを待ち合わせ場所にするのですが、傘をさしていたりして顔が見えずに会うまでに時間がかかってしまいます。もし、午後入試を予定されている場合は、そこまでの移動時間もありますから、できるだけ細かく待ち合わせ場所を決めておきましょう。

車での移動は注意

朝、入試会場に向かうときは公共交通機関を使うと思いますが、雪ということで帰りには車で親御さんが迎えに来るケースが見られます。しかし、車を止めておく場所は限られますし、何より時間が読めません。次の日にも受験が予定されているような場合には、よほどのことがない限り車での移動は避けましょう。午前中だけで入試が終わりの方でも、雪の日に車で迎えに行って、家につくまで4時間かかった、という受験生の方も依然いらっしゃいました。できるだけ公共交通機関を使って移動するようにシミュレーションしておきましょう。

1日目は一番緊張するもの

今日は解禁日だということもあって、緊張して入試に向か割れたのではないでしょうか。ですが、昨日も書いたように、適度な緊張感は、思わぬところでひらめきを与えてくれることもあります。2日、3日にも志望校の入試がある方は、「慣れ」が出てくると思います。必要以上に緊張しないことはとてもいいことなのですが、たとえば1日に合格しているから、という考えが頭をよぎると、試験に集中できません。1日1日、それぞれの学校に向けた思いをぶつけるように、適度な緊張感を保つようにしましょう

親御さんがやらなければならないこと

すでに本日、第1志望校に合格され、入試は終了したという方もいらっしゃると思います。本当におめでとうございます。この後、親御さんがやらなければならないことは入学手続きですが、学校によって方式が異なりますので、注意してください。特に、入学手続き(入学金の振込)をしても、最初の合格者招集日に参加しないと、入学を取り消すという学校もありますので、注意してください。

また、複数回入試を行っている学校の場合、当日の朝まで出願を受け付けている場合もあります。受験を決めきれなかった場合でも、それまでの入試の経過によって、急遽受験を決めることもありえますので、受験の可能性のある学校の出願締め切り時間は必ず確認しておいてください。インターネット出願が増えていますので、1分でも間に合わないと締め切られてしまいます。改めて、受験スケジュールを確認して、こういう場合はいつまでにどこに出願しよう、ということを親御さんが冷静に判断し、行動してあげてください。

入試が終わったら

試験会場から出てきたお子さんの表情はいかがでしたか?これまでとは違う顔つきだったお子さんもおおかったのではないかと思います。試験を受けるごとにお子さんの力は上がってくるものです。まだ入試が残っている方は、今日感じた試験場の緊張感を忘れずに、受けたい学校すべてで力を出し切ってきてください。

親御さんは、入試の出来不出来を「どうだった?」と尋ねるのではなく、合格発表を一緒に待ちましょう。お子さんは、最後の最後まで実力を伸ばすことができます。あきらめずに最後まで問題に食らいついてきたその姿勢を褒めてあげて、あとは結果を待ちましょう

中には、第1志望校と第2志望校に合格したときに、どちらの学校に進学するか合格してから迷われるご家庭もあります。そういう場合は、まず親子でよく話し合い、場合によっては塾の先生に相談しましょう。

まとめ

模試を受けたりして、試験慣れしていると思っていても、やはり入試当日というのは特別なものです。お子さんも、親御さんも昨日までとは全く違う心持だったのではないでしょうか。

明日は雪の受験になりそうです。気持ちをほぐして、でも適度な緊張感をもって、1度しか経験できない中学受験を走りぬいてください。頑張れ、受験生!

<関連記事>

【中学受験】受験日当日と、ドキドキの合格発表体験談その1

【中学受験】ドキドキの結果発表体験談その2~入学校決定!

中学受験生のお母さん向け無料メールマガジン

    本サイトの監修者である、開成番長こと繁田和貴が執筆する無料メルマガは、その内容の濃さから6000人以上の読者に愛読されています!

    登録も解除も簡単にできますので、まずはお気軽にご登録ください。

                                

「開成番長・繁田の両親が語る繁田の中学受験PDF」プレゼント!

無料メルマガ登録

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。