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プログラミングとは?
「プログラミング」とは、「プログラム」を書いていく作業のことです。「プログラム」とは、コンピュータに出す命令のことです。
例えば、「歩く」という行為をしたい場合、人間の赤ちゃんなどは「見よう見まね」で歩き方を覚えるわけです。しかし、コンピュータに「見よう見まね」で行動するということはできません。
したがって「まずは右足を前に出して、それから左足を前に出す。それを繰り返すのが『歩く』という行為ですよ」ということを教えてあげなければなりません。
このようにしてコンピュータに一連の動きを細かく指示していくことが「プログラム」です。
プログラムはインターネット上やゲームなど、様々なところで使われており、私たちが今見ているこのサイトもプログラムによって動いています。
プログラミングの枠組み
プログラミングをする人を「プログラマー」や「エンジニア」と呼びますが、その違いは一体何でしょうか?
まず、「プログラマー」とは、簡単に言ってしまえばプログラミングをする人のことです。プログラミングを勉強した人であれば、比較的簡単になることができます。
一方「エンジニア」、もとい「システムエンジニア」とは、プロジェクトのまとめ役となる人を指します。クライアントとのやり取りや全体の設計などを行うため、イメージ的には「プログラマー+営業職」に近いかもしれません。一般的にはプログラマーとしてある程度経験を積んでからエンジニアになるパターンが多いようです。
次に、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の違いについて説明していきます。
企業の募集要項を見ると、「フロントエンドエンジニア」や「バックエンドエンジニア」のように、二つを職種として分けた上で募集しているところが多いです。
まず「フロントエンドエンジニア」とは、直接私たちが見ているこの画面を構築する人のことです。クリックするボタンを作ったり、文字を入力する部分を作ったりしています。
一方で「バックエンドエンジニア」は、「サーバーサイドエンジニア」と呼ばれることもあり、私たちの目には見えない部分を構築する人のことです。
私たちが見ているサイトの裏側には、「データベース」と呼ばれる、データを保存しておく箱のようなものが存在したりします。そこに情報を入れたり、必要なときにはそこから情報を出したりできるようにするのがバックエンドエンジニアの仕事の一つです。図書館の蔵書検索システムや、ホテルの予約システムなどを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。
プログラミング言語
主要なプログラミング言語には、以下のようなものがあります。
主にフロントエンドの構築に使われる言語
- JavaScript
最も一般的なプログラミング言語として、一番はじめに勉強する人が多い言語です。その証拠として、JavaScriptは現在世界で最も使用されているプログラミング言語となっています。 - HTML
JavaScriptなどと組み合わせて使い、画面の見え方を指定する言語です。文章に見出しや段落をつけたりすることができます。 - CSS
主にHTMLなどと組み合わせて使い、Web画面を修飾します。例えば、文字の大きさや色を変えたりすることができます。
主にバックエンドの構築に使われる言語
- Python
Pythonは今最も流行りの言語と言っても過言ではありません。その理由は、AIが急速なトレンドとなった昨今、PythonはAIの開発に最も強い言語であるためです。アプリの開発からデータの解析まで様々な用途に使用できます。 - Ruby
Rubyは日本人が開発した言語であるため、日本語での勉強がしやすいです。構造もシンプルなため、汎用性や自由度の高い言語となっています。 - Ruby on Railsについて
「Ruby on Railsって聞いたことはあるけど、Rubyと何が違うの?」という方は意外と多いのではないでしょうか。少し噛み砕いて説明します。プログラミングでは、「フレームワーク」と呼ばれるものを使用することがあります。この「フレームワーク」とは、システム開発を効率的に行ってくれる機能の集合体です。「フレームワーク」を使うことによって、何行にも渡って書かなければならないようなコードを少ないコードで実現してくれるのです。
つまり、Ruby on Railsとは、Rubyのためのフレームワークであり、両者は別物というわけではなく、Rubyを使いやすくするためにRuby on Railsが存在しているという感じです。
「フレームワーク」の代表的なものとしては、他にJavaScriptのフレームワークであるReactや、CSSのフレームワークであるBootstrapなどがあります。
- PHP
比較的簡単に扱うことができるため、バックエンドを構築することにあたっては未経験者にもオススメの言語です。 - Java
JavaScriptと名前が似ていますが、全く違う言語です。簡単に言うと、インドとインドネシアくらいの違いがあります。Javaも人気の高い言語で、汎用性が高く、処理速度も速いのが特徴です。
プログラミングの勉強法
インターネット上で勉強する
インターネット上には多くのプログラミング勉強コンテンツが溢れています。有料から無料のものまで自分に合ったものを探すことができるのが特徴です。
筆者のオススメはProgateというサービスです。先ほど紹介した言語を、実際に手を動かしながら無料で学ぶことができます。また、有料のプランに加入するとさらにレベルの高い勉強に挑戦することができます。
市販の本で勉強する
市販の本で勉強するメリットとしては、体系立てて書かれているものが多いため、全体像を把握しやすいことがあります。
しかしながら、つまずいたときに教えてくれる人がいないため、インターネットやプログラミング教室と組み合わせて使うのがオススメです。
プログラミング教室に通う
金銭的に余裕のある方であれば、プログラミング教室に通うのがオススメです。いつでも質問できる先生がいることに加え、共に勉強する仲間がいることでモチベーションの向上にもつながるでしょう。
まとめ
この記事が、「プログラミングって結局なに?」という皆さんの疑問を解決できましたら幸いです。プログラミングを学ぶことによって、普段自分が使ったり見たりしているアプリやWebサイトを制作することができます。
興味のある方は是非、プログラミングを勉強してみてくださいね!
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慶應総合政策卒で、現在は社会人として働いている鈴木です。独学で合格した経験を活かして、勉強法やオススメの参考書などを紹介する記事を書いています。趣味は映画鑑賞と読書です。よろしくお願いします!