日本人なら知っておきたい文学作品!藤原道長の栄華を写実的に描いた『大鏡』
『大鏡』は平安時代後期の歴史物語です。作者は未詳ですが、男性の手によるものではないかと考えられています。文徳天皇[i]の850年(嘉祥3年)から後一条天皇[ii]の1025年(万寿2年)まで、14代、176年間の歴史が描…
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『大鏡』は平安時代後期の歴史物語です。作者は未詳ですが、男性の手によるものではないかと考えられています。文徳天皇[i]の850年(嘉祥3年)から後一条天皇[ii]の1025年(万寿2年)まで、14代、176年間の歴史が描…
慶應義塾大学の一般入試や国立大学の後期試験のほか、AO入試や推薦入試で求められることが増えてきた小論文。どのように対策をすれば良いのか、悩んでいる人も多いでしょう。 しかし、受験直前になってから慌てて始めるのでは間に合わ…
『後拾遺和歌集』は全20巻、1218首が収載される院政[i]期の勅撰和歌集です。撰者は藤原通俊とされています。院政期の初め、政策の一環として白河天皇[ii]により藤原通俊[iii]に1075年(承保2年)『後拾遺和歌集』…
「小論文ができるようになりたい」と思った時、何からすれば良いのでしょうか。 もちろん、小論文という科目には単語帳で単語を覚えたり、教科書を読んだりしたりするような勉強法はありません。 それでも、小論文が得意な人に近づく方…
『更級日記』は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)による仮名日記文学です。康平2年(1059年)ごろに成立したと考えられています。 『更級日記』の内容に入る前に、作者である菅原孝標女について見ていきたいと思います。 …
『堤中納言物語』は、数少ない平安時代の短編物語集です。内容は、「花桜折る少将」「このついで」「虫めづる姫君」「ほどほどの懸想」「逢坂越えぬ権中納言」「貝合せ」「思はぬ方に泊りする少将」「はなだの女御」「はいずみ」「よしな…
平安後期の歴史物語である『栄華物語』は、初めの30巻から成る“正編”と終わりの10巻から成る“続編”という構成でできています。宇多天皇[i](59代天皇)から堀河天皇[ii](73代天皇)の1092年(寛治6年)2月まで…
『和漢朗詠集』の“和漢”は和歌と漢詩文を指しますが、『和漢朗詠集』とは当時貴族に朗詠されていた漢詩文588首、和歌216首を収載した全2巻からなる詞華集です。また、『倭漢抄』『四条大納言朗詠集』とも呼ばれるこの作品の撰者…
『紫式部日記』は、『源氏物語』の作者とされる紫式部の日記です。全2巻からなり、成立時期は諸説ありますが、『紫式部日記』の最後の日時が寛弘7年(1010年)1月15日であるため、それ以降に書かれたのではないかと考えられてい…
『源氏物語』は紫式部によって書かれたとされる平安時代中期の長編文学です。54帖からなり、大きく3部に分けられます。前半の1、2部では光源氏の生涯を描く正篇が、第3部にあたる部分では光源氏の子供である薫と光源氏の孫である匂…