【大学受験】過去問題〜古典問題読解・解説〜紫式部『源氏物語』手習巻
今回は2020年度の筑波大学の社会、人文学部の国語の過去問を一部修正して古典問題の解き方を解説していきたいと思います。 問題 次の文章は、『源氏物語』手習巻の一節で、入水を企てて失敗した浮舟が、娘を亡くした尼君に引き…
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今回は2020年度の筑波大学の社会、人文学部の国語の過去問を一部修正して古典問題の解き方を解説していきたいと思います。 問題 次の文章は、『源氏物語』手習巻の一節で、入水を企てて失敗した浮舟が、娘を亡くした尼君に引き…
『更級日記』は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)による仮名日記文学です。康平2年(1059年)ごろに成立したと考えられています。 『更級日記』の内容に入る前に、作者である菅原孝標女について見ていきたいと思います。 …
『源氏物語』は紫式部によって書かれたとされる平安時代中期の長編文学です。54帖からなり、大きく3部に分けられます。前半の1、2部では光源氏の生涯を描く正篇が、第3部にあたる部分では光源氏の子供である薫と光源氏の孫である匂…